ステートメント：
小学生の頃、「神隠し」のような経験をしたことがあります。
その時感じたのは、どうにも適わない、"大きなもの"に対する畏怖でした。

最近では、娘と子ども番組を見ていて、TVから放たれるポップでカラフルな
色がカーテンに映し出される時、一瞬、異空間へお邪魔したような気持ちに
なります。

ただひたすらに丸を連続させる行為から、日常と違う異次元へ、見て下さる
方々も、トリップ出来ますように…と願っております。

ステートメント：
現代人は、発達した文明の中で豊かに見えますが、高速で大忙しの生活の中にいると
寂しくなって疲れる時もあります。しかし、わたしたちはこのような生活の中で自分だ
けのささやかで素朴な幸せを楽しんでいます。美味しい店を探し回ったり、一生懸命に
働いて高価の靴やバッグなどを買ったり、日常から離れて旅行をしたりします。
　私は吉祥の象徴的意味を持つ韓国の民画(宮画)的モチーフを借用して、それらを現代
的なシンボルと融合することで、日常のささやかな幸福を表現しています。
時代によって、その基準や形は変わっても幸福という本質は同じであり、人々が民画と
いう絵を通して念願がかなうことを祈っていたように、私の絵を通して忙しい日常から
抜け出し、少しの余裕や幸せを感じてほしいと思っています。

日々の生活の中で印象に残ったものや風景を、記憶を辿りながら絵を描いて
います。
通勤電車の窓の外の風景、散歩中に気になったかたちの木・空き地など、それ
らを自分の中の心象風景として絵画にしています。

見ていてぼんやりとできるような空気感や、浮遊感を感じてもらえたら幸いです。

外部からのあらゆる刺激（情報）を受け入れ、それによって崩壊するアイデンティティー
を再度構築してい くことをテーマとしています。
感覚として、ナルシシズムを満たす行為を官能、方法として、欠如したものを取り入れ
る行為を生殖と考えます。私にとって、制作する動機とそれらの行為は、非常に近しい
ものを感じてやみません。
日常を送るなかで、私は事柄の大小問わず、受け入れ難い現実に何度となく直面します。
この現実とは、時の流れと共に物や感情、思考の形が変わっていくことにより引き起こ
され、悦びと悲しみ、安堵と焦燥、諦めと執着などという、いくつもの矛盾が心に生じ
ます。
それによって揺らぎ、崩れゆくアイデンティーの再構築を目指して、自らに欠けたもの
について問答し、求め、吸収したいという激情に駆られます。この一連の流れは、私に
とって一種の遊戯性を孕み、官能を促します。そして、その感覚を他者と共有したいと
いう願望が制作をする動機となり、現実やその中で関わる他者との生殖行為によって、
作品が生まれます。

デジタル機器のエラー、ノイズなどをテーマに絵画制作をしています。
今回はゲーム機の”バグ”と呼ばれる、エラーを起こし停止した画面を描きました。
デジタル機器を操作する際、人はその身体を視覚と共に画面の奥まで拡張しています。
エラーが起きた瞬間にその身体の拡張は中断され、操作する人へ強制的に戻ります。
その暴力的な感覚の後に残された身体の残り香のようなものに興味を持っています。

ステートメント：
世の中の疑問にぶつかると、絵を描きながらその疑問に向き合っていく。
ストーリーを考え、幾つかのモチーフで絵を構成する。
絵が疑問に対する一つの答えとして立ち上がってきた時、完成を迎える。

絵の要素は、色・形・奥行に解体できる。
油彩画を基に支持体の形や素材を変えることで、この三要素のバランスを調
整していく。

時に強く、時に複雑に、人生に寄り添う絵になることを願って。

ステートメント：
世の中の疑問にぶつかると、絵を描きながらその疑問に向き合っていく。
ストーリーを考え、幾つかのモチーフで絵を構成する。
絵が疑問に対する一つの答えとして立ち上がってきた時、完成を迎える。

絵の要素は、色・形・奥行に解体できる。
油彩画を基に支持体の形や素材を変えることで、この三要素のバランスを調
整していく。

時に強く、時に複雑に、人生に寄り添う絵になることを願って。

ステートメント：
日々の生活の中で印象に残ったものや風景を、記憶を辿りながら絵を描いて
います。
通勤電車の窓の外の風景、散歩中に気になったかたちの木・空き地など、それ
らを自分の中の心象風景として絵画にしています。

見ていてぼんやりとできるような空気感や、浮遊感を感じてもらえたら幸いです。

ステートメント：
私は伝統的な寄木技法や埋め木法を応用し、彫刻作品を制作しています。
僕、私、君、あなた、お前、彼、彼女、あいつ、あの人、誰か・・・・
絶えず変化し続ける関係性の中で生まれてくる「感情や感覚と行動や言動」
とそれらの「ズレ」を作品のコンセプトとしています。

今回の作品では様々な人と関わる中で考えや感覚、感情といったものが絶え
ず変化を続け、関係性や自分自身も形を変えていく様を表現しています。