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Statements from Galleries
Focusing on a new generation in Tokyo 2010

展覧会名

Statements from Galleries
Focusing on a new generation in Tokyo 2010
―画廊からの発言― 新世代への視点2010

開催期間

2010年7月26日(月)- 8月7日(土)
11:30-19:00 (最終日 17:00)日曜日休廊
gallery 21yo-jのみ 2010年7月27日(火)- 8月8日(日)
13:00-18:00  月曜日休廊
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主催

東京現代美術画廊会議
画廊からの発言-新世代への視点2010

「東京現代美術画廊会議」は銀座、京橋に在る10の画廊が集まり、1993年より「新世代への視点
-画廊からの発言」と銘打って展覧会を開催して参りました。
本年度11回目の開催に向けて、新たにギャラリ−58(銀座4丁目)とGALERIE SOL(銀座6丁目)の
賛同を得て、11の画廊により毎年開催する運びとなりました。またgallery 21yo-j(旧ギャラリー
21+葉)は2009年4月より自由が丘に移転いたしましたが、志を共にしております。
各画廊の共同開催による、個展形式での若手作家の展覧会は、多くの方々に<若手作家からの多様
なる価値観や視点>をアーティストと共に未来に向けて投射するものです。私たちはアートの持つ
魅力・普遍的な力を信じて、より多くの方々にご観覧いただくことを願っております。
会期中には「画廊からの発言 2010」小品展と、各画廊にてミニコンサートを催します。
皆様のご来場をお待ちしております。
主催:東京現代美術画廊会議

2010年7月
東京現代美術画廊会議

シンポジウム


展覧会名:新世代への視点2010
シンポジウム: 7月30日 (金)
時  間:18:30−20:30 先着 120名
予約受付:contact@galleryq.info
電話予約:Tel.03-3567-8777(藍画廊)
会  場:銀座会議室 2階
        〒104-0061 東京都中央区銀座3-7-10
会場へのアクセス >>
              
主    催:東京現代美術画廊会議
     藍画廊、GALERIE SOL、ギャラリーQ、ギャラリー現、ギャラリー58
     gallery 21yo-j、ギャラリイK、ギャルリー東京ユマニテ、コバヤシ画廊
     なびす画廊、ギャラリーなつか
事 務 局:藍画廊

スチューデント・キュレーターズの企画によるシンポジウム
清水朋代、尹 汝憲、石丸郁乃(多摩美術大学 芸術学科 在籍)

主催コンセプト:
この度、多摩美術大学 芸術学科の学生たちの企画主導のもとによるシンポジウムを開催いたします。
ここ数年若いアーティストや現役の学生の活動も多く活発に行われております。
こうした現況下にて美術系大学の教育の場が大学内に留まることなく、積極的に社会へと活動を広げ
ることも希求されている中で、学生たちによる「新世代への視点」として、芸術学科の学生たちにも
参加して頂き、共に彼らを取り巻く環境、彼らの視点を皆様と語り合うことができたらと思います。

テーマ
「美術への欲望」

企画趣旨:
 私たちはなぜ美術へと引き寄せられるのか。
 一般的には狭い世界とされている美術。それを自分のものとして活躍できたり、仕事ができたりす
るのは一握りです。美術の世界に足を踏み入れている人は多くいますが、その中でも自分のものに出
来る人もほんの一握りです。
 また、美術の世界に足を踏み入れる前にあきらめ、離れていってしまう人は山のようにいます。
その背景には、美術大学に入るにはお金がかかること、美術大学を出てもアーティストになれるとい
う確かな保証がないことなど現実的に考えたときに苦労や不安があるからでしょう。
 美術と一生付き合って生きていける人は本当に少なくなっています。しかし、そんな中で周りを見
渡してみれば、違う世界で学び、生きていた人々が美術の世界へと足を踏み入れています。もう一度
美術大学を目指す人、美術に関係する仕事に就く人、アーティストとして作品の制作をする人。そう
いった人々は、あきらめきれなかった美術への思いを再び見つめ直し、その思いに向かおうとするな
ど、その人の様々な流れの中で、それぞれの入り口から美術の世界へと足を踏み入れています。しか
し、なぜ美術だったのでしょうか。もちろんこの問いはこういった人々だけに問いかけられるもので
はありませんが、すでに違った道を歩みかけていたり、違う道を見つけかけていたりしたはずなのに、
なぜそこから美術を選んだのか。決して簡単な道ではなかったはずであるのに、あえてそこに行こう
としたのは、すでに違った道を歩んでいたはずなのに、あえて美術の道を歩もうとしたのはなぜなの
でしょうか。
 そこにはやはり美術が大きな魅力を秘めているからではないでしょうか。人それぞれ美術へのたず
さわり方や道はバラバラですが、美術に引き寄せられていることは皆一緒です。美術の何がそこまで
人を引きつけることになるのか、そこを探っていけば美術の新たな魅力が見いだされるかもしれません。
(文責:石丸郁乃)

パネリスト
天野太郎(横浜美術館 主席学芸員)
福住 廉(美術評論家)
金村 修(写真家、アーティスト)

アドバイザー
上田雄三(ギャラリーQ、多摩美術大学 芸術学科 非常勤講師)

お問い合わせ
事務局/藍画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル2F
Tel/Fax. 03-3567-8777

多摩美術大学ホームページ>>
Art Works

 

Toyoizumi Ayano
Gallery Natsuka
豊泉 綾乃
ギャラリーなつか

今まで銅版画による作品を中心に作ってきたが生活環境の変化もあり直接紙に触る方法を
もう一度やってみようと思った。
テーマは自分も含めた、生活する人やその人のいる風景で、なかでも日常に潜む非日常を
感じる部分を選んだ。

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Yamamoto Seiko
Gallery Kobayashi
山本聖子
コバヤシ画廊

三次元空間を想定した物件の間取り図は、情報と共に二次元へと圧縮されている。
それを切り抜き情報をも削ぎ落とす行為は、
影を生み、光を知らせ、
そこに満ちる何ものかの存在を証明する。

日本固有の文化には、実体を明らかにすることではなく、
気配を感じ、察することが求められる。

在るのは、うつわ状の空白である。

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Haketa Shinichiro
Gallery K
羽毛田 信一郎
ギャラリイK

・いつか、どこかに暮らしていたかもしれない気味の悪いあの人の最後の一日を描こうと思った。
今日一日の暮らしの現実は、気味の悪いあの人の胸の内なる追憶として理想的な平面上に組織されうるかもしれない。
・私が「蟹」に魅了されるのは、それが言葉の網の内にあって現実の追憶を隠すことがないように思えるからです。

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Tanaka Chisato
Gallery Gen
田中千智
ギャラリー現

昨日見た夢をはっきり思い出せない。
ただポツリと地の上に人がたたずんでいる。
前も後ろもよく見えない。
それは夜の海を前にして、怖くなるような感覚に似ている。
暗闇が覆い尽くすなか、なんとなくそこにいたということしか分からない。
ただ思い出せないだけ。
結局全ては曖昧で、ある記憶こそがもどかしい。

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Tomita Natsumi
Galerie Tokyo Humanite
富田菜摘
ギャルリー東京ユマニテ

よく街中で見かける行列、電車の座席。
見ず知らずの他人同士が、同じ目的で、肩が触れ合うくらい密に並んでいる。
同じ空間にいるのに、それぞれが自分の世界に入り、思い思いのことをしている。
そんな人々を観察し、どんな人なのかなぁと想像するのは楽しい。
だが、そんな私も、その他人の集団の一員なのだ。

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Ito Chihiro
Ai Gallery
伊藤知宏
藍画廊

私は平面の作家で、"身の回りにある物を線で描く"という作品を制作しています。
ある日いつも見ている椿の花の生け垣が在りそこに近寄ってみると椿の花は何か分けの解
らない色と形の固まりにみえました。
なぜ、私が身の回りの物をえがくのかというと、ただ、絵を描く前にモチーフを手に取り
たい、観察したいという事だけではありません。
目の前にある"そこにあるものをえがく"ことによって身の回りの物を知る為の手段の一つ
であります。
また、"線"で絵画を描くということは東洋的な水墨画や浮世絵の肉筆画や版画の表現方法
から繋がっていると考えます。
私は、"線をドローイングのように引く"という事に強く関心を持っています。

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Hayama Yukie
nabis gallery
葉山 幸恵
なびす画廊 

水たまりにアメンボを見た幼い頃。
水に粘性があるのかと触れてみるが、そうではない。
今、画面にはアメンボのいない静かな水たまりがある。
その水の分子間では、朝露のように丸くなろうと、溢れ落ちないようにと引き合っている。
水は蒸発し、泥ではなく描画材が、かつてここに水たまりがあったことを教えてくれる。

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Kashiwagi Naoto
Gallery Q
柏木直人
ギャラリーQ

現在、過去、記憶、情報、夢、空想から生まれるかたち。
具象的で抽象的なかたち。
空間と人の融合するかたち。
個々が所有するイメージと現実の世界を繋ぐかたちを探り、
彫刻の表面におけるイリュージョンのありかたを追求する。
現実と仮想の世界の境界を曖昧にすることでリアリティーについて見つめ直す。

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Shizume Ayako
Gallery-58
鎭目 紋子
ギャラリー58

ある唯一の信心を、試している。
絵画は飽くまで私的であり、ただ徹することでしか普遍をさぐれずに居る。
不可視の根毛と、団粒の構造と、微細な結晶と
首都高から滑り入る空の黒さ。あまさず、日々死に廻る。
泥を払って、身体ぜんたい、遅い筆先に向かってちぢこまり、指になる。

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Morimoto Eiji
GALERIE SOL
森本栄持
ガルリ ソル

自然界にある美しく嫌みのない曲線、
膨らみというのはどの様にして出来ているのか。
作品には、アルミニウムの素材を使い外壁を持たせ、
エアーを送り膨らみを与えることにした。
私自身もどう成るか解らない曲線や膨らみに、
嫌みのない美しいカタチが生まれることを願って・・・。

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Magae Natsumi
gallery 21yo-j
馬替夏美
ギャラリー21yo-j

毎日同じ部屋で同じ時間に起き、同じ時間に食事をし、同じ風景と人を眺めて暮らしていると、どこまでが本当で、
どこから嘘か分からなくなる。
不変で安心の日常空間でこそ、存在の実感は危うくなる。

所詮現実も脳内で起きる現象に過ぎないなら、
これは現実か?妄想か?夢なのか?その境目は永遠に曖昧だ。


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事務局

藍画廊
〒104-0061 東京都中央区銀座1-5-2 西勢ビル2F
Tel/Fax. 03-3567-8777