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展覧会名

第12回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 12th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2016年10月29日(土)ー2017年5月12日(金)

一般の方々の鑑賞は、12月16日、2017年2月24日にご覧ください、フリートークが有ります。
2016年12月16日(金) 開催時間:18:15-19:30 (黄 之洙・タシロ サトミ・駒井 文与)
2017年2月24日(金) 開催時間:18:15-19:30 (飯田 哲・石橋 ヒデノリ・古井 彩夏)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

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目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works



黄 之洙 Hwang Jisoo 


ハナちゃんと仲間たち(左)
ミクストメディア、カンヴァス 
41 x 53cm
2016

ハナちゃんと仲間たち(中)
ミクストメディア、カンヴァス 
41 x 53cm
2016

どこかで何になってまた出会えるかな(右)
ミクストメディア、カンヴァス 
72.7 x 91cm
2016

 


ステートメント:
「アートとは時代と地域、その社会によって様子が変わるゲームのようなもの」
キュレーター:ニコラ・ブリオー(フランス)
 私にとってアートの作品というものはまさにゲームのようなものだ。
例えば絵の中に表現したいものを隠し、さらに見えないように無数な情報を詰
め込む。そのためイメージはできるだけ小さくする。小さくなるほど見づらく
なって絵の前に立たない限り、何が描かれているのかさえわからない。
 私はそういうパズルゲームのようなものを鑑賞者に提供しているが、アーテ
ィストと観客の関係を求めているわけではない。作品はゲームで、鑑賞者はプ
レイヤーになる。それこそが私が求めているアートと人間の関係で、疎通の方
法だ。たった一つの真実はあるものの、そこまで辿り着く必要はない。
作品について完璧に理解しなくても構わない。ただ思う存分楽しめればいい。
それが私の考えるアートである。


Hwang Jisoo CV

1983 ソウル生まれ 
2012 弘益大学美術学部絵画学科卒業
2016 多摩美術大学美術研究科博士前期課程油絵専攻2年在籍

石橋ヒデノリ Ishibashi Hidenori


条線05(左)
アーチィバル・ピグメント
アルミニューム、パネル
80x107cm 
2016

条線06(右)
アーチィバル・ピグメント
アルミニューム、パネル
32x47.5cm  
2016


ステートメント:
私は、目では見えないものを撮影することに取組んでいます。
カメラをセットして、シャッターボタンを押す。
それだけの操作で撮影しています。
Photoshopなどでの画像のコンピュータ加工は、施していません。
私たちが普段 過ごしている世界には、具象化された煩い情報が
溢れ、零れ落ち、視界に飛び込んできます。
その煩さに向かって別の視点からレンズを通して、人には普段見えない、
光と色彩を捉えます。
普段は意識もしない見慣れた受動的情報も、能動的に捉え方を変えてみると 
全く違う姿が見えてきます。

Ishibashi Hidenori CV

1977 福岡県生まれ
2000 早稲田大学理工学部機械工学科卒業
2016 東京綜合写真専門学校研究科修了 

タシロサトミ Tashiro Satomi

 

穴を塞ぐ(左)
アクリル、パネル
72.7×60.6cm
2016

used#02(右)
アクリル、パネル 
80.3×116cm
2016



  ステートメント:

制作の手がかりは、使い込まれて手に馴染んだ愛用の革製品や洗濯物の山、
いつも身近にあり毎日少しづつくたびれていく大切なものたちです。
 傷をパテで埋めたり布をあてたりして補修し、手垢による光沢を増していく
ことで、いっそう利便性や合理性を超えた存在になります。
 モチーフを通して、親密度や共有した記憶、存在感そのもの、どのように関
わったのかという自己と世界の境界線を見ており、そこには要素のせめぎ合い
があります。
 世界からの干渉を受け入れ、自らの輪郭線が変化していくこと。
それが歳月を重ねるということであり、塗り重ねられた変化の痕跡は、とても
美しいと感じます。

Tashiro Satomi CV

1975 東京都生まれ
2014 武蔵野美術大学通信教育課程油絵学科卒業



寺井 絢香 Terai Ayaka



日のある方へ(左)
油彩、カンヴァス 
80.3×100cm
2016

目的の場所(右)
油彩、カンヴァス
91×72.7cm
2016



  ステートメント:

私はマッチ棒をモチーフとして作品を作っています。
どこの家にも一箱はあるであろうマッチ棒。一見同じ形のものが並んでいるよ
うにしか見えませんが、よく見ればそれぞれ違う表情を持っていて同じものは
一本としてありません。それはまるで人間のようでもあり、とてもただ"もの"
として捉えることはできません。
だから私はそれらを擬人化したり擬態化したりして描きます。あの単純なフォル
ムにいかにして魂を吹き込むかが楽しいのです。


Terai Ayaka CV

1989 静岡県生まれ
2012 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業

 

駒井 文与 Komai Fumiyo

煙霧T(左)
綿布、テンペラ
45.5×38cm
2016

煙霧TT(中)
綿布、テンペラ
45.5×38cm
2016

煙霧TTT(右)
綿布、テンペラ
45.5×38cm
2016


  ステートメント:

目に見えないものは不確かなものとして、日常では意識の外へ追いやること
が多いものです。例えば空気。元気な時は感じませんが、花粉の季節になると
目に見えないものの存在におびやかされます。気や愛などもそうです。確かに
存在することがわかっていても、その量や大きさは目に見えないものです。
 煙霧(えんむ)とは、ひとつひとつは肉眼で見えない微粒子が数多く浮遊し
て煙のようにみえる状態をいいます。
その粒子が持つ色や太陽光が散乱することによって色がつき、霧のようになっ
て私たちの目でとらえることができます。
 「目の前にある気や心、愛なども集まって 実は私たちに見えているのではな
いか」という思いから、人の持つ気や感情の集積体としてこの作品を描きました。

 

Komai Fumiyo CV

1967 千葉県生まれ
1990 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻 卒業
  多摩美術大学研究生
1999 筑波大学大学院芸術研究科 修了

駒井 文与 Komai Fumiyo


揺曳T(ようえい)(左)
油彩、テンペラ
100.3×65.2cm
2016

揺曳TI(ようえい)(右)
油彩、テンペラ
100.3×65.2cm
2016


ステートメント:
アートが多種多様な表現で溢れている中で、私は一貫してタブロー(平面絵
画)にこだわって制作しています。
かつて日本画の墨絵では白と黒の濃淡によって画面の遠近だけでなく、時間の
流れをも表現してきました。
私が表現したいところの画面は、この墨絵の表現に大きく影響を受けています。
 揺曳(ようえい)とは煙や音がゆらゆらといつまでも漂うさまをいいます。
人が通り過ぎた後の気配、風の流れ、季節が過ぎていく感じも大きくとらえて
いくと「揺曳」として感じ取ることができるでしょう。人の思い、感情もすっ
ぱりと断ち切ることができないことのひとつです。
忙しい現代社会ではありますが、はっきりと境界線を決めずにいつまでも漂っ
ている状態を楽しむのも一興ではないでしょうか。

Komai Fumiyo CV

1967 千葉県生まれ
1990 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻 卒業
  多摩美術大学研究生
1999 筑波大学大学院芸術研究科 修了

 

飯田 哲 Iida Satoru

belt up!(左)
和紙、水性木版
30.3×45cm
2015

confrontation(中)
和紙、水性木版
30.3×45cm
2015

winged waves(右)
和紙、水性木版
30.3×45cm
2015


ステートメント:
しっとりとした色彩に魅せられて以来、木版画を制作していますが、ここ数
年「波」を題材にしています。
波の姿をただ再現するのではなく、水に映る光の様相を頼りに移ろい続けるも
の、捉えようのないエネルギーと向き合いたいという想いが制作動機です。
“どこかの山脈みたい”など波以外のイメージを想起される方もいますが、対象
の生動感を追求した結果として与えられる鑑賞者による多様な解釈は、作り手
として大いに励みなります。
水性木版は水との縁の深い手立てです。木を版材とし、楮を清流に晒して漉か
れた和紙に湿潤な気候のもとで摺るという素材や技法を活用することに、目的
と手段の結びつきを感じています。
1版多色刷りという、版の1面を彫り、紙に摺り、再び彫り、異なる色で摺り
・・・と繰り返す工程を経て、情景を分解、再構築する過程は忍耐を要しますが、
版の力を借りて刹那に移ろう波の姿と長い時間をかけて対峙することで初めて
視えた心地がするのです。


Iida Satoru  CV

1985 神奈川県生まれ
2008 日本大学芸術学部美術学科卒業
2010 日本大学大学院芸術学研究科博士前期課程造形芸術専攻修了

タシロサトミ Tashiro Satomi


補修する
アクリル、パネル
162×162cm
2015



  ステートメント:

制作の手がかりは、使い込まれて手に馴染んだ愛用の革製品や洗濯物の山、
いつも身近にあり毎日少しづつくたびれていく大切なものたちです。
 傷をパテで埋めたり布をあてたりして補修し、手垢による光沢を増していく
ことで、いっそう利便性や合理性を超えた存在になります。
 モチーフを通して、親密度や共有した記憶、存在感そのもの、どのように関
わったのかという自己と世界の境界線を見ており、そこには要素のせめぎ合い
があります。
 世界からの干渉を受け入れ、自らの輪郭線が変化していくこと。
それが歳月を重ねるということであり、塗り重ねられた変化の痕跡は、とても
美しいと感じます。

 

Tashiro Satomi CV

1975 東京都生まれ
2014 武蔵野美術大学通信教育課程油絵学科卒業

古井 彩夏 Furui Ayaka

Rolling
H70×W50×D25cm

2014


ステートメント:
形として認識できないけれど、物質以上に敏感に感知できる存在が「もの」
の中にはある。
私は、面や線をたぐって鉄を紡ぎ合わせ、空間を囲んだ一つのフォルムを創る。
その静止したフォルムは、感覚を呼び覚ます振動を起こすものになると願って
いる。

Furui Ayaka CV

1988 東京都生まれ 
2011 女子美術大学芸術学部立体アート学科卒業
2013 女子美術大学大学院美術研究科修士課程美術専攻立体芸術研究領域修了 
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