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展覧会名

第11回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 11th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2016年5月14日(土)ー2016年10月28日(金)

一般の方々の鑑賞は、9/30にご覧ください、フリートークが有ります。
2016年9月30日(金) 開催時間:18:15-19:30 (加藤 英里・渡部 未乃・津田テリー直美・大貫 仁美)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

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目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Art Works


加藤 英里 Kato Eri


shower 4(左)
油彩、カンヴァス 
53×53cm
2016

うたたね2(右)
油彩、カンヴァス
72.71×91cm
2016

 


ステートメント:
ある何かをみたとき、それに心が満たされて、その瞬間、自分が何をしている
のか、どこにいるのか、忘れてしまうことが、いままでに何度もある。自分を
忘れるというよりも、自分を意識することを忘れるという言い方のほうが、近
い感覚かもしれない。

例えば、学校帰りにバスから見上げた月。カーテン越しに見るベランダからの
景色。雨の日に見る濡れた道路。それらは気張っていなくて、すんなり心に入
り込んで来る。ただ純粋に、心地よい感情で私を満たしてくれて、その感覚
はまるで、穏やかな眠りに落ちるようだ。
いつもと変わらない毎日に、それは常にあって、こんなところにもあったのか
と、私は随分あとで気付き、いつも、はっとさせられる。

視覚を通して感じるものを超えた、身体的感覚である、このはっと満たせる感
覚を、作品で表現したい。


Kato Eri CV

1994 神奈川県生まれ
2016 女子美術大学芸術学部 絵画学科洋画専攻4年在籍

津田テリー直美 Tsuda Teryl Naomi


Sky - Transitting(左1)
インクジェットプリント
45.5x45.5cm
2015

Sky -Confusion(左2)
インクジェットプリント
45.5x45.5cm
2015

Sky -Enlightenment(左3)
インクジェットプリント
45.5x45.5cm
2015

Sky - Concentrated(左4)
インクジェットプリント
45.5x45.5cm
2015

 


ステートメント:
プリント作品に本格的に取り組みだしたのは、2010年前後からでした。それまではア
ナログ画材の手描きにこだわっていましたが、グラフィックデザインとファインアートの
境界線とは一体なんなのかというところから、デジタルツールを用いたプリント作品にも
挑戦するようになりました。
いろんな目的をもって人はアートに取り組むと思いますが、私は「装飾」を目的とした作
品を目指していたいなと日頃から思いながら制作をします。何もないところに添える「装
飾」を目にした時、日々思考を巡らせすぎて重くなった気分を少しでも晴らしてくれるん
じゃないかと信じています。
今回の「Sky」シリーズ4作品は、壁に飾る「窓」をイメージした作品です。「金魚」がた
くさん泳いでいる空間は、空のようでもあり、水の中のようでもあります。壁をつたい他
の画面へ移ったり、またはどこかへ行ってしまったりすることもできる、そんなような
「入口」でもあり「出口」でもある「窓」が制作の出発点でした。自由気ままに作品の境
界線をあいまいにする金魚たちは、肩肘張らず、流れに身を任せて漂っていればいいよと、
まるで言ってくれているようです。


Tsuda Teryl Naomi CV

1979 東京都生まれ
2002 東京外国語大学東アジア課程中国語学科卒業
2003 University of Central England, Birmingham Institute of Art and Design. National  
Diploma in Graphic Design 修了  

大橋 麻里子 Ohashi Mariko

 

La Foret(左)
油彩、アクリル、カンヴァス
116.7x91cm
2015

景色 I (中)
アクリル、カンヴァス 
35x27cm
2015

景色 II(右)
アクリル、カンヴァス 
35x27cm
2015



  ステートメント:

木や植物などの自然物をモチーフに、抽象的な画面を描いています。
絵の中心となる曲線で描かれた大木は人間の象徴であり、自分自信でのあります。
そのまわりに広がる景色は、闇と光、直線と曲線、有機物と無機物など相反す
る多くの要素が絡み合いひとつの均衡を保っています。大木のまわりに広がる
景色は豊かで、画面いっぱいが色溢れている。私たちは、いつもどこかで満た
されていたいという欲望に駆られているのだと思います。

私たちの生きる場所が、たくさんの色と鮮やかな自然に包まれていきように。
鑑賞者の方々が作品を通してやさしい気持ちになれたらいいなと思います。


Ohashi Mariko CV

1991 兵庫県生まれ
2014 京都造形芸術大学 美術工芸学科洋画コース卒業
2016 多摩美術大学 大学院博士前期課程 美術研究科油画専攻修了



大橋 麻里子 Ohashi Mariko



Leaf(左)
油彩、アクリル、転写、カンヴァス
41x41cm
2015

バナナバナ (中)
油彩、アクリル、カンヴァス
33.3×24.2cm
2014

La Foret (右)
油彩、アクリル、カンヴァス
80.3x65.2cm
2015




  ステートメント:

木や植物などの自然物をモチーフに、抽象的な画面を描いています。
絵の中心となる曲線で描かれた大木は人間の象徴であり、自分自信でのあります。
そのまわりに広がる景色は、闇と光、直線と曲線、有機物と無機物など相反す
る多くの要素が絡み合いひとつの均衡を保っています。大木のまわりに広がる
景色は豊かで、画面いっぱいが色溢れている。私たちは、いつもどこかで満た
されていたいという欲望に駆られているのだと思います。

私たちの生きる場所が、たくさんの色と鮮やかな自然に包まれていきように。
鑑賞者の方々が作品を通してやさしい気持ちになれたらいいなと思います。


Ohashi Mariko CV

1991 兵庫県生まれ
2014 京都造形芸術大学 美術工芸学科洋画コース卒業
2016 多摩美術大学 大学院博士前期課程 美術研究科油画専攻修了

渡部 未乃 Watabe Mino

 

山のなか(左)
油彩、アクリル、カンヴァス
72.7×91cm
2010

海が見える(右)
油彩、アクリル、カンヴァス
91x116.5cm
2014


  ステートメント:

自然が作り出した、偶発的な形が織り成す神秘を感じる場所をモチーフとし
て絵を描いています。壮大な風景を元に何枚もドローイングを重ねていくと、
徐々に不必要な部分が削ぎ落とされシンプルな形となり、もののシルエットラ
インや構図の面白さが明確に伝わるようになります。
さらに、絵の中に存在しているモチーフはスケールが特定できないように描き
ます。石なのか岩なのか、草なのか木なのか、水溜まりなのか大きな湖なのか、
サイズが特定できないように描きます。極小にも極大にも見える要素のみを描
くことで、ミクロとマクロ、近景と遠景、具象と抽象、現実と空想、全ての中
間地点に在るような絵画を目指しています。

 

Watabe Mino CV

1989 東京都生まれ
2010 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻 入学
2012 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 3年次編入
2016 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻修了

山部 泰司 Yamabe Yasushi


ワーキング・アクア(左)
アクリル、カンヴァス
72.7×91cm
2015

静寂のために 1(右)
アクリル、カンヴァス
72.7×91cm
2015


ステートメント:
今、いる場所を確実に感じ、そこから生まれる風景画を描きたいと思ってい
ます。作品の中には様々な時間の流れが混在する重層的な風景があります。
記憶と現実、現在と過去、東洋と西洋など対立する要素を内包しながらも、
その対立構造ではとらえられない世界観を模索しています。絵画は、さまざま
な条件によって変成し、見るものと見られるものを相互的な編集過程へと導きます。

Yamabe Yasushi CV

1958 岡山県生まれ
1981 京都市立芸術大学美術学部美術科卒業
1983 京都市立芸術大学大学院美術研究科修了

 

浦川大志 Uragawa Daishi 

空を見下ろす(左)
アクリル、カンヴァス
91×116cm
2015

地を仰ぐ(右)
アクリル、カンヴァス
91×116cm
2015


ステートメント:
よく「何を描いているのか」を人から訪ねられ事があります。
私が基本描いているのが抽象画であるからで、その問いに対して私は、『何で
もない形を描いている』と答えている。何でもない、つまり何も意味しない形
やモチーフは作家が意図して作り上げない分そこに描かれている形の意味を鑑
賞者に求めます。
何であるかわからない存在というのはとても不気味で受け入れる事が出来ない
ため鑑賞者はその形に意味をもたせて自分の中で整理する過程を辿る事になり、
先入観や不確かさの中でもう一度物の認識や存在を問い直すような体験を提示
します。
曖昧な認識の中でふと見方が変わる瞬間にこそ問題の本質が隠れているのでは
ないでしょうか?

Uragawa Daishi  CV

1994 福岡県宗像市生まれ
2016 九州産業大学 芸術学部 美術学科4年在籍


渡部 未乃 Watabe Mino


海が見える丘
アクリル、オイルパステル、カンヴァス 
130x162cm
2014



  ステートメント:

自然が作り出した、偶発的な形が織り成す神秘を感じる場所をモチーフとし
て絵を描いています。壮大な風景を元に何枚もドローイングを重ねていくと、
徐々に不必要な部分が削ぎ落とされシンプルな形となり、もののシルエットラ
インや構図の面白さが明確に伝わるようになります。
さらに、絵の中に存在しているモチーフはスケールが特定できないように描き
ます。石なのか岩なのか、草なのか木なのか、水溜まりなのか大きな湖なのか、
サイズが特定できないように描きます。極小にも極大にも見える要素のみを描
くことで、ミクロとマクロ、近景と遠景、具象と抽象、現実と空想、全ての中
間地点に在るような絵画を目指しています。

 

Watabe Mino CV

1989 東京都生まれ
2010 女子美術大学芸術学部美術学科洋画専攻 入学
2012 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 3年次編入
2016 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻修了


大貫 仁美 Ohnuki Hitomi

そして彼女は悟る、世界は永遠に 
彼女の手の中をすり抜け
続けるのであろうと

ガラス、ポリエステルパテ
W120xH70xD45cm
2013




ステートメント:
___そして彼女は悟る。
世界は永遠に彼女の手の中を、すり抜け続けるのであろうと。
そして、彼女は思う、
世界のその空隙、
その傷跡から生まれるものは とても膨大であると。
その狼という滅びゆく獣は
その傷跡の在処さえ明かすこともなく、
その存在の痕跡さえ残すこともなく。
ただ静かに姿を消そうとしているのか。
あの咆哮は、亡霊たちの かそけき声なのか。
みんな泣きながら生まれ、沈黙のうちに死んでいくのならば、
彼女はその沈黙を愛そうと思った。

いずれにせよ、彼女は知っている。
もう我々は戻ることはできないということを。

Ohnuki Hitomi CV

1987 千葉県生まれ
2010 武蔵野美術大学造形学部工芸工業デザイン学科ガラス専攻卒業
2012 武蔵野美術大学造形学部大学院造形研究科 工芸工業デザインコース ガラス専攻修了  
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