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Exhibition Archives 2024

笠木 絵津子 展  

2024年3月18日(月)- 3月30日(土) 

information
Artist Press 2024


展覧会概要:
昨年世界で公開されたクリストファー・ノーラン監督映画
「オッペンハイマー」が2024 年日本でも公開されることになった。
オッペンハイマーはアメリカ・ロスアラモスに原爆製造の研究所をつ
くった物理学者である。

2022年に開始した笠木絵津子映像プロジェクト「現代物理への旅」は
物理学出身の現代美術家笠木絵津子が、原爆や原発を産んだ現代物理の
現在と過去を取材し一般市民に伝えるプロジェ クトである。

世界中の現代物理関連施設や科学者を10 年計画で訪ねる予定である。
今回は2年目2023年に取材編集した「ロスアラモス」と「湯川秀樹
を発表する。

「ロスアラ モス」はアメリカの原爆製造の地ロスアラモスとトリニティ
サイトを取材した。

「湯川秀樹」は原子核内の中間子を予言して日本で初めてノーベル物理学
賞を受賞した湯川秀樹の平和運動について小沼通二慶応大学名誉教授に語
っていただき、ゆかりの地を取材した。

展覧会要項:
●展覧会名:笠木絵津子映像プロジェクト「現代物理への旅」第2章
「ロスアラモス;湯川秀 樹」第 1 回上映展
●トークイベント:3 月 23 日(土)15:00-17:00(予定)
小沼通二(慶応大学名誉教授)×笠木絵津子(現代美術家)
●パンフレット販売:プロジェクトのパンフレットを販売する予定
●助成:公益財団法人野村財団
●展示構成:「ロスアラモス」と「湯川秀樹」の 2 つの映像作品による
インスタレー ション展示。
2つの映像を 同時にエンドレスに上映する。
各映像画面の前に数個ずつの椅子を設置する。

映像「ロスアラモス」と映像「湯川秀樹」について
●上映時間:それぞれ約 45 分
●制作・著作:笠木絵津子事務所
●企画・撮影・編集加工:笠木絵津子
●撮影助手:高井良侑紀、青山知弘
●取材撮影協力: アメリカ・ロスアラモス国立研究所、
ブラッドベリ科学博物館、ツトム・シマダ博士、
ゲルト・クンデ博士、マンハッタン計画遺構フラー・ロッジ
サンタフェ・レインボーマン、ニューメキ シコ宇宙史博物館
トリニティサイトツアー事務局、橋本公、京都・清浄華院、
京都大学基礎物理 学研究所湯川史料室、小沼通二教授、
大阪大学理学部湯川史料室、兼村晋哉教授、大阪市立科学館、
江越航学芸員、西宮市地域学習推進課、古川真也課長、
苦楽園小学校、道明寺、他

プロジェクトの動機
物理学は 20 世紀に入ってマクロからミクロへとその対象を深化させ、
現代物理の金字塔、相対 性理論と量子力学を打ち立てた。しかし、これ
以降物理は一般市民の理解を超えた領域へと分け 入ることになった。
特に、アインシュタインが発見した E=mc2 は人類の知的世界を飛躍的
に広げ たが、これによりアメリカは原子爆弾を開発し実際に広島長崎に
投下した。悲惨な経験を経て今 度は平和利用しようと原子力発電が始ま
ったが、2011 年の東日本大震災により福島原発事故が起き、今や一般市
民の脳は原子力利用に対し思考停止してしまったかに見える。
これは非常に危険な状況ではないか。笠木は奈良女子大学で理論物理を
研究し京大基礎物理学研究所(湯川ホー ル)で助手を努めた経歴を持つ。
福島の事故から 10 年経った今、被災者報道の次の段階として物理出身
の現代美術家が出来ることは何か。自分も勉強しながら、一般市民が科
学について自分の 頭で考えるための道標となるような作品をつくりた
いと思い、70歳となった2022年8月から取材を開始した。

2022 年の序章「湯川ホール;佐藤文隆」について
最初の年、2022年の成果である序章「湯川ホール;佐藤文隆」の第1回
上映会は2023年 4月に東京で開催した。また、11月21 日には京都・
阿弥陀寺本堂で第 2 回上映展を開催した。

「湯川ホール」では、2022 年 11 月に開催された国際滞在型研究会
を取材し「理論物理学者の相 互作用」を描いた。「佐藤文隆」では、
アインシュタインの相対性理論方程式の一般解を解いて ブラックホール
の大家となった理論物理学者に、自身の人生に大きな影響を与えた原子
爆弾と原爆の父オッペンハイマーについて語っていただいた。

Artist Profile
1952 兵庫県尼崎市に生まれる、小学2年の時姫路市に転居
1977 奈良女子大学大学院理学研究科物理学専攻修士課程修了(理学修士)
1992 M.A. of Graduate School of New York University, Art Department, Studio Art, USA
個展
1998 「TRISTAN-素粒子からの贈り物」、銀座ニコンサロン、東京
1991 Mixed-media Installation “The Third Sex was a Combination of Male and Female - Plato”
80 Washington Square East Galleries, New York
1996 「KAMIOKA INSTALLATION」、銀座アートグラフ、東京
2000 「記憶と写真」コバヤシ画廊、東京
2002 「Mother’s Dress」コバヤシ画廊、東京
「Male & Female」経堂アペル、東京
2003 「Imagination Daughter」コバヤシ画廊、東京
ヴィデオインスタレーション「解体」ギャラリー・ビー・トウキョウ、東京
2004 「KAOHSIUNG台湾高雄1928-2003」ニコンサロン、東京
2006 「笠木絵津子展-ふたつの時間ふたつの光-姫路市立美術館現代郷土作家展」、
姫路市民ギャラリー、姫路
2006 「台湾の母」天野画廊、大阪
2007 「ふたつの時間、満洲編」ニコンサロン、東京
「撫順の光」トキ・アートスペース、東京
「笠木絵津子写真展-ふたつの時間ふたつの光」、山形・東北芸術工科大学本館7階ギャラリー
「Arrival戦後編」六本木アート・バイ・ゼロックス ギャラリー、東京
2008 「私の知らない母-交錯する時空」成安造形大学アートサイト、大津
「私の知らない母-家族の肖像」、ポートギャラリーT、大阪
2010 「時空写真-柳条湖」トキ・アートスペース、東京
2012 ギャラリーQ、東京
2015 「孝一少年、北条天満宮にて大イタチを退治す」ギャラリー ルネッサンス・スクエア、姫路
「孝一青春譚」コバヤシ画廊、東京
2017 「『1924年、朝鮮咸鏡北道鏡城にて、生後百日の母を抱く』
ためのリーマン幾何学的方法」ギャラリーナユタ、東京
2018 「孝一の戦争と戦後」藍画廊、東京
2019 笠木絵津子『私の知らない母』出版記念新作展」藍画廊、東京
2020 「笠木絵津子『私の知らない母』大型プリント展、林忠彦賞受賞を記念して」ふげん社、東京
2021 第29回林忠彦賞受賞記念写真展「笠木絵津子、私の知らない母」富士フイルムフォトサロン、東京
第29回林忠彦賞受賞記念写真展「笠木絵津子、私の知らない母」周南市美術博物館、山口県
2022 第29回林忠彦賞受賞記念写真展「笠木絵津子、私の知らない母」東川町文化ギャラリー、北海道
2023 ギャラリーQ、東京
2024 ギャラリーQ、東京
グループ展
1991 「CHAOS SHOW」Burney Building Second Floor Gallery、ニューヨーク
「Ten Japanese Photographers' Exhibition」Multimedia Art Gallery、 ニューヨーク
1994 「音楽とアートの記念祝典」にてインスタレーション「定家卿に捧ぐ」
岐阜県神岡鉱山東大宇宙線研究所スーパーカミオカンデ地下空洞
2003 「幻想と幻視-混在領域と領域侵犯-展」平塚市美術館、平塚
2004 「今日の日本現代美術-共生する美術」展、
韓国ソウル・宇徳ギャラリー、日本大使館シルクギャラリー、京都芸術センター
2007 「第10回岡本太郎現代芸術賞展」川崎市岡本太郎美術館、川崎
「新収蔵作品展」姫路市立美術館、姫路
2008 「チャイナ国際サロン展」中国延吉市・延辺美術館
「チンタオ国際美術祭」中国青島市
2009 「神戸ビエンナーレ2009招待作家展ーLINK-しなやかな逸脱」兵庫県立美術館
2012 カサブランカ・ビエンナーレ「Seeing Oneself」展、カサブランカ、モロッコ
2013 姫路市立香呂小学校児童と笠木絵津子の巨大フォトコラージュ展、姫路市立美術館
2014 東日本げんきアートプロジェクトGAPPE「未来へ・げんきアート展-花-」岩手県大槌町
2016 龍野アートプロジェクト2016国際芸術祭「時空の共振」招待展示、兵庫県たつの市
2018 龍野アートプロジェクト2018 in クラクフ、日本美術技術博物館マンガ、ポーランド
受賞歴
2003 第26回キヤノン写真新世紀、奨励賞受賞
2007 第29回姫路市芸術文化賞、芸術年度賞受賞
2020 第 29 回林忠彦賞受賞
所蔵
高エネルギー加速器研究機構
岐阜県飛騨市神岡町
姫路市立美術館
アート・バイ・ゼロックス、他
周南市美術博物館