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展覧会名

第27回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 27th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2024年5月18日(土)ー 11月22日(金)

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメント式会社 ホームページ>>
目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works



Room 1
並木 咲  Namiki Saki

 

はのうえ(左)
油彩、カンヴァス
53 × 45.5cm
2023


唄のほし(右) 
油彩、カンヴァス
53 × 45.5
2023


  ステートメント:


私は、日々過ごす生活の中に 絵を描くこと がある。
小さな子どもも絵を描く。それはとても自然にある行為だ。
絵を描くという行為が何の変哲もない生活の中で、あらゆる全て
を呑み込んでしまうほど広い宇宙のようだと感じる。
一番近くにある宇宙。それを知りたいと思う自分の存在の輪郭を
少しずつ浮き彫りにしていくようで、同時にまた別の存在の輪郭
が現れては消えていき、忘れる。
そうしてまた思い出す。他を見ながら自分を見つめ、絵を見なが
ら他を見つめているようである。そのものの本質を私は知りたい。
絵を描くことは幾度とない思考の繰り返しで私を飽きさせない。
それは生きることと同じ意味であると考える。
実感することを大切に、絵を描くことが出来る生活と何の変哲も
ない日常の幸せを噛み締めながら制作を続けている。

Namiki Saki CV

2000 群馬県生まれ
2024 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
多摩美術大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域1年在籍

 

Room 2
クラタ レイナ Kurata Reina

調和フィエスタ(左)
アクリル、油彩、カンヴァス
41×41cm
2023

錯綜メイズ(中)
アクリル、油彩、カンヴァス
41×41cm
2023

鮮烈アンビバレンス(右)
アクリル、油彩、カンヴァス
41×41cm
2023

ステートメント:

虹色を塗る、線を引く、色を加える、線を盛る、点を
重ねる、重ねる、重ねる…その繰り返し。
私は色彩と線と点が絶え間なく交差する世界を画面に
紡ぐ。
 この世のありとあらゆるものは日々変動している。
現代では様々な通信メディアが広がり、多くの情報が
世界を渦巻く。それにより変化も大きく予測が極めて
困難である。そんな時代の中で目を凝らして見るとは
何か。非日常的な「色彩・線・点」がぶつかり合う世
界を見続けて見えたものは何か。
異なる性質の層が重なり合うとどんな視覚的変化や面
白さが生まれるのだろうか。私はそうした事象を考え
ながら変動やその深さを「色彩・線・点」を使い描い
ている。

そしてそれらを通して社会や人生の普遍的な感情、経
験を改めて探るのである。

Kurata Reina CV

2001 東京都生まれ
2024 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
多摩美術大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域1年在籍



Room 3
團上 祐志 Dangami Yushi


The grace of sprits-01-精霊の恩寵 (左)
岩絵具、花粉、蜜蝋、木、パネル
72.7 × 91cm 
2024

The grace of sprits-02-精霊の恩寵 (中)
岩絵具、花粉、蜜蝋、木、パネル
60.6 × 72.7cm 
2024

The grace of sprits-03-精霊の恩寵 (右)
岩絵具、花粉、蜜蝋、木、パネル
60.6 × 72.7cm 
2024

ステートメント:

ルーツとリジェネレーションをテーマに現在の精霊信
仰について探求する制作をしています。
蜜蜂を科学と芸術、人間と植物、そして生命と精霊を
結ぶ媒介者と考え、生物多様性の鍵であり、私たち生
命のあわいとにぎわいをとりもつ蜜蜂と芸術家との共
同制作によってもたらされる多自然を絵画作品として
保存したいと思います。

Dangami Yushi CV

1995 愛媛県生まれ
2019 武蔵野美術大学油絵学科油絵専攻卒業

 

Room 4
クラタ レイナ Kurata Reina

豊潤渇望(左)
アクリル、油彩、カンヴァス
60.6x72.7cm
2024

永存代償(中)
アクリル、油彩、カンヴァス
60.6x72.7cm
2024

摩天瘴気(右)
アクリル、油彩、カンヴァス
60.6x72.7cm
2024

Kurata Reina CV

2001 東京都生まれ
2024 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業
多摩美術大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域1年在籍


Room 5
江島 碧 Eshima Midori

静かなる慟哭(左)
油彩、木炭、綿布
72.7× 60.6cm
2023

逆光(右)
油彩、木炭、綿布
72.7× 50cm 
2024


  ステートメント:

私はいつも動物に人の想いや信仰、感情を乗せて描い
人は何かを見るという事に安心をしてしまう。
しかし、それは本当に見ることなのだろうか。
もし、そこに何かがあったとしても人がそれを見る物
と認識していなかったら、人はどうするのか。
見る物と認識できるものがあるという事は、安心感
と共に、それは何かをしないといけないという脅迫概
念を植え付ける事でもある。
視覚は私たちを盲目にさせる。
私たちはそれぞれ違う形や中身をしている。
それは決して同じではない。
しかし、全ての人はそれぞれが個であり全である。
違うという事と同じという事は同時に存在している。
それが一つ視覚ではない見方ではないだろうか。

Eshima Midori CV

1999 愛知県生まれ 
2024 多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻 4年在籍  



Room 6
山部杏奈 Yamabe Anna

Abend(左)
岩絵具、水干絵具、胡粉、麻布 
60.6 × 45.5p
2021


密かな花瓶(中)
岩絵具、水干絵具、胡粉、麻布
72.7×60.6cm
2021


窓の像 (右)
岩絵具、水干絵具、胡粉、麻布
72.7×60.6cm
2020


ステートメント:

自宅の窓のある部屋をモチーフに制作してきました。
時間の流れ、光の動き、湿度、温度、あらゆる環境が、
部屋を自在に伸縮させます。

自宅の窓辺は私にとって最も身近な空間であり、最も遠
くへ行ける場所です。

描いてきた窓辺の姿は、そこで過ごされた時間の記録と
して自立して存在し続けてくれます。

Yamabe Anna CV

1996 京都府生まれ   
2019 京都市立芸術大学美術学部 日本画専攻卒業
2021 京都市立芸術大学大学院絵画専攻日本画領域修了

Room 7
煖エ 寛 Takahashi Kan

変化しつづける線の痕跡シリーズ
240317-2 (左)
ミクストメディア、紙
79 × 54.6cm
2024


変化しつづける線の痕跡シリーズ
240324-2 (中)
ミクストメディア、紙
79 × 54.6cm
2024


変化しつづける線の痕跡シリーズ
240317-1(右)
ミクストメディア、紙
79 × 54.6cm
2024



  ステートメント:

私の表現は、白い紙の上に、1本の線をランダムに描き始める。
時間の経過とともに変化しながら描いた線の集積は、やがて統
一感と調和を保った何物かの塊となり痕跡だけが存在する。
この痕跡はさらに変化しつづける可能性を潜め、けっして完結
はせず、私が「描いて生きた時間の痕跡」として残っているだ
けである。
雲や川の流れは、現れて変化しながら動き、やがて消えてまた
現れるを繰り返す。植物や動物や人間の営みも、けっして止ま
る事なく続き、生命は生まれて変化しながら死に、また生まれ
るを永遠に繰り返していく。
私たちは、宇宙のビックバーンのように終わりが見えず、限り
なく変化しながら流れ、拡がり続けるこの世界から逃れること
はできない。私は自然や宇宙の流れに身を任せ、「この世界と
自己との関係」を見たい願望のために表現をくりかえしている
のだと思う。

Takahashi Kan CV

1956 群馬県生まれ
1982 東京造形大学造形学部美術学科絵画専攻卒業 

 

 

Lobby Wall
山部 杏奈 Yamabe Anna






テーブルに2つ
岩絵具、水干絵具、胡粉、麻布
80.3(たて) × 200(横)cm
2021

Yamabe Anna CV

1996 京都府生まれ   
2019 京都市立芸術大学美術学部 日本画専攻卒業
2021 京都市立芸術大学大学院絵画専攻日本画領域修了

Lobby
牛木 ちひろ Ushiki Chihiro


そこに
鉄、ペイント
H95 x W110 x D75 cm
2023


ステートメント:

どこのアスファルトやコンクリートからも生えている雑草
たち。 引っこ抜かれても、根が残っていればまたそこから
生えてくる。 剥がれた塗装から少しずつ育っていく錆から
も、同じような命を感じる。
彼らの不屈とも言える成長していく姿に心打たれるのだ。
鉄板に鍛金技法を用いることで生み出す美しい曲面。
叩き、張り出すことで生まれた丸い形は、固く冷たい鉄の
イメージとは対照的な温かみや愛おしさを感じさせる。
道端で雑草を見つけた時、この作品を思い出していただけ
たら日常が少しだけ明るくなるのではないだろうか。  
 

Ushiki Chihiro CV

1997 東京都生まれ
2020 多摩美術大学美術学部工芸学科金属プログラム 卒業
2024 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期(修士)
課程工芸専攻金属研究領域 修了
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