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展覧会名

第25回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 25th Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2023年5月20日(土)ー 11月24日(金)

協力:ガルリ ソル

一般の方々の鑑賞は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために
トークは中止させて頂きます。

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

三井不動産商業マネジメント式会社 ホームページ>>
目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works

Room 1
小川 佳夫 Ogawa Yoshio

 

空からぬすんだ色1(左)
油彩、麻布
46×61cm
2022


乳香の丘へ4  (右) 
油彩、麻布
45.5×53cm
2021


  ステートメント:


私は二十歳過ぎまで、具体的なモチーフの明暗を観察し、光のあ
りようを写実的に描いてきました。その後抽象的作風になりまし
たが、描画方法は変えずに、光を主眼にした絵画制作を続けてい
ます。

制作途中、画面には光らしき存在が、現れては消え、現れます。
そして最後に筆を置いた時、そこには「光を彷彿させる表現」
があります。そのように表現されたものを、自身の言葉で「記
憶の底の光景」と呼んでいます。

記憶の底とは、画面そのものを凝視し、掘り下げ、掘り起こさ
れるように描かれる色彩と、それに伴い現れた形、双方が絡み
合ったイメージです。
今回展示する「空からぬすんだ色1」は、ネイティヴアメリカ
ンが、ジュエリーなどに使用するトルコ石の呼び名です。
「乳香の丘へ4」は、旧約聖書の文言から引用しました。
畏敬の念を持って仰ぎ見る空の色のイメージ、旧約に度々現
れる神秘的な香りのイメージを、絵に託したいと願いました。

Ogawa Yoshio CV

1962 静岡県藤枝市生まれ
1987 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
1990 東京藝術大学大学院美術研究科(油画)専攻修士課程修了

 

Room 2
片野 莉乃 Katano Rino      

花葉の森-1(左)
麻紙、岩絵具、胡粉
60.6×41cm
2023

南風(中)
麻紙、岩絵具、胡粉、箔
60.6×41cm
2022

花葉の森-2(右)
麻紙、岩絵具、胡粉
60.6×41cm
2023


  ステートメント:


自分の頭の中で描いた理想の風景をそのまま第三者(もう一人の
自分)の視点で描き出しています。第三者の自分は少し高い位置
で理想の世界を眺めていることが多いため、俯瞰構図をよく用い
て表現しています。

同じくよく用いている表現は独自のマチエールである点描です。
点描は、馴染みのあるモチーフに親しみの気持ちがあることを示
しています。

また、一点一点、点を打つという行為が理想の世界と自分の気持
ちをリンクさせています。
懐かしさや人の温かみを感じる色彩豊かな作品を制作します。

Katano Rino CV

1992 北海道生まれ
2017 多摩美術大学絵画学科日本画専攻卒業
2019 多摩美術大学大学院美術研究科博士前期課程絵画専攻日本画研究領域修了



Room 3
三村 萌嘉 Mimura Moeka


朝、パンを食べました (左)
インクジェットプリント、アクリル
59×83.5cm
2021

靴 (中)
インクジェットプリント、アクリル
59×83.5cm
2021

シャツ (右)
インクジェットプリント、アクリル
59×83.5cm
2021

ステートメント:

日々繰り返されている日常にフォーカスしている。
何気ないこと、あたりまえと思っているものの存在
や魅力、価値に気づくことは意外と難しい。
普段見過ごしているものをひとつひとつ拾って見つ
め直すことで、何か違う側面、記憶の曖昧さ、関係
ないと思っていたもの同士の関係性など、新たな側
面が現れる。
この作品では、モチーフと背景を同じ柄の布にする
ことでモチーフが背景に沈んだり浮き出たりする。
日常で意識していたことも意識しなくなると日々に
溶け込んでいく意識の動きや、柄が生み出す現象、
背景と同化しているモチーフへの関心など、作品を
通して日常に揺らぎや興味を与えるきっかけになれ
ばいいなと考えながら制作を展開している。

Mimura Moeka CV

2000 埼玉県生まれ
2023 多摩美術大学美術学 絵画学科版画専攻卒業
2023 多摩美術大学大学院博士前期課程美術研究科絵画専攻版画研究領域1年在籍


Room 4
しりあがり寿 Shiriagari Kotobuki

脱出(左)
アクリル、加熱、パネル
84.1×59.4cm
2022

めざめ(右) 
アクリル、加熱、パネル
84.1×59.4cm
2022


  ステートメント:

「善人なおもて往生す。いわんやバカをや。」
ではないけど、自分はアホやらバカやら自分を含めダメ
なものは、けっこう好きでしたし救われるべきだと思っ
てますが、それにしても最近の世界はバカすぎませんか。
てな感じで今回はバカの絵です。まったくもう。

Shiriagari Kotobuki CV

1958 静岡県生まれ 
1981 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業



Room 5
しりあがり寿 Shiriagari Kotobuki

アホ with ファイヤー (左)
アクリル、加熱、パネル 
84.1×59.4cm
2023


ナスをかかげる街(右)
アクリル、加熱、パネル 
84.1×59.4cm
2023


Shiriagari Kotobuki CV

1958 静岡県生まれ 
1981 多摩美術大学グラフィックデザイン学科卒業




Room 6
奥井 美貴 Okui Miki


Climbing plant(左)
アクリル、アルミ箔、水晶末、ユポ紙、パネル
84.1x59.4cm
2022


Passing through(右)
アクリル、錫箔、水晶末、ユポ紙、パネル
72.7x91cm
2022



  ステートメント:

いきものの存在とそれをとりまく光景を、色彩の強弱と形の
イメージがつくる前後関係や距離感を 探りながら描いています。
絵具の厚みを抑えながら描くことで、地として残した形が描い
た形と同じ存在感を持ち始めます。
残した形の一部は背景の空間と繋がる所があり、補填によって
形が浮かび上がります。
意識を向けることで現れる植物の形やいきものの存在により、
イメージが広がりを持ちます。
生命力に満ちた植物の輝きと空間を通る風の中に、流れる時間
を表現したいと思っています。

Okui Miki CV

1975 三重県生まれ
1995 京京都芸術短期大学造形芸術学科美術専攻洋画コース卒業
1997 京都芸術短期大学専攻科美術専攻洋画コース修了

Room 7
林 恭子 Hayashi Kyoko

Time with flower −Sakura-05(左)
岩絵具、水彩、布、パネル 
72.8×60.6cm
2023


Time with flower −Sakura-06(中)
岩絵具、水彩、布、パネル 
72.8×60.6cm
2023


Time with flower −Sakura-07(右)
岩絵具、水彩、布、パネル 
72.8×60.6cm
2023



  ステートメント:

日常で出会う風景や花、香りなどを題材にしています。
自然物からインスピレーションを受けているため、滲みや
筆のかすれ、絵具を飛ばして描くなど、偶発的に起こる絵
の具の自然な表情を活かしながら制作しています。
また作品に使用している岩絵の具は鉱石などを砕いて作ら
れており、絵の具の素材そのものが美しいため、完成時に
は絵の具が一番美しく見えることを意識して描いています。
今回展示しているTime with flowers-Sakura-シリーズ
3部作では、アトリエで過ごした桜との時間を描きました。
冬の終わりの花屋に立ち寄り、枝だけの桜を持ち帰りアト
リエで生けます。やがて蕾になり、花が咲き、満開となっ
て、散ってゆく、桜の一生を共に過ごしながら自身に生ま
れた感情や感じた空気、景色などを描きました。

Hayashi Kyoko CV

1983 東京都生まれ
2007 多摩美術大学造形表現学部日本画専攻卒業

 

 

Lobby Wall
奥井 美貴 Okui Miki






Forest with life(左)
アクリル、錫箔、水晶末、ユポ紙、パネル
116.7x91cm
2023

Nurture life(右)
アクリル、錫箔、水晶末、ユポ紙、パネル
116.7x91cm
2023

Okui Miki CV

1975 三重県生まれ
1995 京京都芸術短期大学造形芸術学科美術専攻洋画コース卒業
1997 京都芸術短期大学専攻科美術専攻洋画コース修了

Lobby
井上 菜々子  Inoue Nanako


Tea Time Set Flower Cafe
半磁土/金彩
W35×H36×D36cm
2022


ステートメント:
芸術に携わり制作する時、作品に何を期待し、鑑賞者に
どう関わるのかを考える。私は、自作を通して鑑賞者/使
用者が作品を楽しむ空間と時間を、豊かに演出しようと試
みる。
ティータイムは古くより友人や家族との交流の時間であり、
お茶を楽しむ空間は少しだけ特別な非日常だ。
展示されている作品は多くの場合実際に触って使用するこ
とは出来ない。特別な人を招くティータイムに特別なティ
ーセットを用意しそこに入れるお茶やお茶菓子を選ぶ時間
や、楽しいお茶の時間を過ごすイメージ。
私は作品の細部まで装飾を凝らす事で、作品を見るとそれ
らが浮かび上がってくるような鑑賞のきっかけ作品に落と
し込んでいる。今作は一階が花屋、二階がカフェになって
おり、普段は作品を組み立てた状態で鑑賞する。ポットや
カップ、お茶菓子の収納スペースは風車や塔になっており、
特別なお茶の時間には作品を展開し、手元で自由に組み合
わせて楽しむ。
 

Inoue Nanako CV

1998 京都府生まれ
2021 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻卒業
2023 多摩美術大学大学院美術研究科工芸専攻卒業
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