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展覧会名

第23回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
The 23rd Mitsui Fudosan Retail Management Office Exhibition

開催期間

2022年5月21日(土)ー 11月25日(金)

一般の方々の鑑賞は新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐために
トークは中止させて頂きます。

主催

三井不動産商業マネジメント株式会社

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目的

企業における芸術文化の育成と社会貢献活動を目的とする。
アートのクリエイティビリティーを感受し、会社内及び社員への文化普及活動として開催する。
7室のオフィースをギャラリーとして活用の場を広げる。
現役の美術大学生及び若手アーティストの作品の発表の場を提供する。

企画趣旨

企業における文化の育成と社会貢献の一環として浜町センタービル12階のオフィースを
アーティストに提供することで、企業文化と地域社会における芸術文化の発展に寄与する。
21世紀型グローバル企業を目指し、文化創造の枠を超えて 地域と共に「社会に豊かさと潤
いを」実現する、三井不動産グループの企業理念に合致するものです。

キュレーター:

上田雄三(キュレーター)
運 営: 有)キュウコンセプト/ギャラリーQ

Exhibition Archives
Art Works

Room 1
藤井 智子 Fujii Tomoko

 

dialogue with the atmosphere (左)
水彩、油彩、カンバス
60.6×72cm
2022


dialogue with the nature
水彩、油彩、カンバス
60.6×72cm
2022


ステートメント:

自然にはもともと境界なんてなかったところに、人間が言語を
持って線を引いてしまったのかもしれません。
海と陸はつながっていて、波打ち際で、濡れているところと乾い
ているところがいつもせめぎ合って揺れ動いている。
水や大気はあらゆるところに存在し、大地の呼吸とともに循環
している。
動物、植物、虫たちは、土の中でも動くことで水や空気を動か
している。
深くゆっくりと息を吐いて吸い、裸足で大地を踏みしめ、触り、
匂い、光や音を感じる、言語以前の人間の感覚を呼び起こす。
そのようなことを感じながら作品と対話し、描いています。

Fujii Tomoko CV

1984 岡山県生まれ
2008 日本大学芸術学部美術学科卒業
2022 多摩美術大学大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域在籍

 

Room 2
大島由美子 Ohshima Yumiko

それぞれの領域
木材、アクリル絵の具、アキーラ
67 x 124cm
2020


  ステートメント:


レリーフ状の作品において、線と面、そして色がそれぞれに響き、
呼応し合い、空間に向かって波動していく力を持っている作品で
あってほしいとの思いで制作しています。
画面上の高さ低さや方向によって出来る空間感とそれによって出
来る影も作品の伴奏となってくれます。
レリーフは形だけで成り立つ美しさと強さがあります。
けれどもその一方で、更に可能性を探り、色彩を加えると、又違う
展開となり表情を変えていきます。形も色もそれぞれに主張し、
そのお互いの調和する道を見つけていくのは容易くはないと感じ
ます。

Ogo Yasuho CV

1951 東京都生まれ
1971 武蔵野美術短期大学卒業


Room 3
宮本 純夫 Miyamoto Sumio

作品20-3 (左)
染料、綿布
72.5 x 90.6cm
2020

作品19-23(右)
染料、綿布
65,2 x 80,3cm
2019


  ステートメント:

私の制作方法は漂白作用を用いています。
よって染料が色彩素材になります。
油絵のように上に加算されてゆくのではなく、減算されてゆく
方法になります。
大地(支持体)の上に世界(色彩)が建っている関係を着色と
漂白作用の繰り返しにより大地と世界との錯綜とした映働を現
しています。
よって具体的な形象は描かれていません。

Miyamoto Sumio CV

1952 長野県生まれ
1975 明治薬科大学卒業
1977 日本美術学校卒業



Room 4
湯浅 実奈  Yuasa Mina

起源へ(左)
ミクストメディア 
72.7×72.7cm
2021


起源へ(右)
ミクストメディア 
72.7×72.7cm
2021



  ステートメント:

感受とは絶え間なく行われていると考えるため固定的なイメージ
や概念を伝達する絵画の在り方ではなく、物や景色を時間をかけ
て眺める実感と絵画を近づけたい。
色彩やストロークを中心とした絵画の構成要素に光や距離などの
絵画の外の空間を干渉させて視覚的に不確定である表象を作るこ
とで、絶え間ない感受に呼応する豊かな絵画を追求している。
2作は色彩、素材構成は同一でレイヤーの順序のみ反転させており、
作品間での感受の差異を測っている。


Yuasa Mina CV

1999 兵庫県生まれ
2022 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻卒業
多摩美術大学大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域在籍



Room 5
東菜々美  Azuma Nanami


則する
油彩、パネル
91×91cm
2022

ステートメント:

油絵具を極細い面相筆でとり支持体に線をひいていきます。
線を次々隣あうように描き重ねていくと、絵の具の溜まりができ
それが集まり質になります。
手描きゆえのぶれが集まり歪みができ歪みが集まって思わぬ形に
できていきます。
また、一見統一性のないたくさんの色が隣りあうことで色と色が
網膜上で混ざりあって、在る色、混ざりあってないのにみえる色
の2種類の色によって在る色以上の数の色がみえることになります。
それらの要素によって絵に遠くから見たときと近くでみたときの
見え方に差異がうまれ、写真と実際見たときにも差異がうまれ、
それが鑑賞する際の発見につながります。
この作品は自然がうんだ法則性の中から歪みがうまれるものとし
ての木目に着目し、木製パネルに元々存在する木目に沿って上か
ら油絵具で描いていったものになります。 

Azuma Nanami CV

1997 千葉県生まれ
2022 多摩美術大学美術学部絵画科油画専攻 卒業
多摩美術大学大学院博士前期課程絵画専攻油画研究領域在籍




Room 6
宮本 純夫 Miyamoto Sumio


作品19−21(左)
綿布、染料
66×81.6cm
2019


作品19−22(右)
綿布、染料
63,5×76.6cm
2019


  ステートメント:

私の制作方法は漂白作用を用いています。
よって染料が色彩素材になります。
油絵のように上に加算されてゆくのではなく、減算されてゆく
方法になります。
大地(支持体)の上に世界(色彩)が建っている関係を着色と
漂白作用の繰り返しにより大地と世界との錯綜とした映働を現
しています。
よって具体的な形象は描かれていません。

Miyamoto Sumio CV

1952 長野県生まれ
1975 明治薬科大学卒業
1977 日本美術学校卒業

Room 7
小松 稔 Komatsu Minoru

IRREGULAR - I(左)
デジタルプリント
81x60cm
2021


IRREGULAR - IV(中)
デジタルプリント
81x60cm
2021


IRREGULAR - III(右)
デジタルプリント
81x60cm
2021


  ステートメント:

私の展覧会に訪れた人は、よく「写真じゃないのですか?」と言う。
「これは写真なんです。」と答えることが多い。
写真作品、あるいはその制作過程において、能動的な表現作業を加
えることで、写真表現の可能性を一層広げることが出来ると考える。
そして、ドローイングという自由な線が、絵画の中で表現される
「マチエル」として写真画面への関わりと、可能性に気付かせてく
れる。
「写真を撮る道具」を使い、写真作品としての概念を全く違った角
度や絵画性を沿わせることで、さらに写真における能動性を強調し
たい。


Komatsu Minoru CV

1960 大阪府泉南郡生まれ
1985 多摩美術大学彫刻科卒業

 

 

Lobby Wall
大島 由美子  Ohshima Yumiko






お互いの想い-1(左)
木材、アクリル絵の具、アキーラ
72.7x60.6cm
2021


お互いの想い-2(中)
木材、アクリル絵の具、アキーラ
72.7x60.6cm
2021


お互いの想い-3(右)
木材、アクリル絵の具、アキーラ
72.7x60.6cm
2021


Ohshima Yumiko CV

1951 東京都生まれ
1971 武蔵野美術短期大学卒業

Lobby
岸 明里 Kishi Akari


これまで。これから… 1(左)

W32×H45×D40cm
2021


これまで。これから…2(右)

W35×H40×D30cm
2021


ステートメント:
この作品は、一面に広がる花畑を見た時の感覚がきっかけとなって
います。 花畑を見た時、意図せずに花の一輪一輪がまるでひとつの
塊のように見える事がありました。
目を凝らしてみると花弁が鮮明に見え、再び塊として見ることは出
来なくなります。
花の粒を目線で追っていくうちに立体の中に吸い込まれ、浮遊しつ
づけるような錯覚を味わっていただけると幸いです。
 

Kishi Akari CV

2000 神奈川県生まれ
2022 多摩美術大学美術学部工芸学科 卒業
多摩美術大学美術研究科博士前期工芸専攻 在籍