Challenge Art in Japan 2012 |
2012年11月6日(火)- 11月17日(土) |
駐日韓国大使館 韓国文化院 |
上田雄三(多摩美術大学 芸術学科 非常勤講師) |
この度「チャレンジ・アート・イン・ジャパン2012」が開催されるはこ |
Lee Seunghee
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私の作業の中で「Must have Item」の意味と言うのは、「必ず持ってい
なければならない品目」という意味で、ファッション雑誌によく使われ
られる用語だ。 しかし、単語の意味は違い、特に各種アクセサリーや
鞄、化粧品、香水などに使われる。それで、生活必需品というより、富
と虚栄のために存在するアイテムに近いと思う。この用語は、マスメデ
ィアから受け入れる姿が、理想的・主観的な判断だと言うより、広告の
中でスターが作られたイメージと自分を同一視しようとする欲望をよく
現れる。欲望は、人間が他者を認識する能力を身につけ、社会生活を営
んでいくうちに、「誰かから認められたい」という感情を抱くようにな
る感情の総称を承認
欲求という。 |
Son Woojin |
私は偶然の方式を楽しみます。素材、材料の目的を超越するとか、形態のもう一つの可能性を探求することが
好きです。 Frofloは他の作業のために準備した材料で偶然に作られたモジュールです。Fro FloはFrom Flower、
またはFrom Floor二つの意味を持った作品です。私に花は形としても記憶されるが、「花は折るのではなく、見
ることだ」という言語として記憶される側面がもっと大きいと思う。 この言語があるから花という意味が私にも
っと大きく近付くのです。Fro Floも花の形を似ていますが、もう一つの言語として人に記憶されることを望みま
す。From FloorのFloorは底という意味です。モジュールには偶然の結果物以外には何の意味も作りたくなかった。
floorから何かを作って行きいと思います。偶然に誕生したモジュールを利用していろいろな話を作って行きたい
ということでFrofloという名前を付けました。 |
Paik Inhye |
窓から見える自然は、内部と外部の関係性をより一層浮上させる。窓から見える風景は、まるで写真を撮るかの
ように頭の中に入力されて残っていたり、部分的なパズルのように組み合わせられたり、またいくつかは消えた
りする。窓を通して繰り返される思惟は、私自身の作業と多くの連関を持ち始める。そして自然風景のシリーズは
思惟の結果物である。 |
Lim Jihye |
「もつれる」という言葉。私は本当に否定的に聞こえる。まるで歪むという言葉のように。しかし、人生とは、 もともとそのようなものだ。1分1秒でもストレートに行くことを見たことがない。きっちりと計画を立ててお いても、誰かが悪趣味ないやがらせでもするように、ここでいきなり向こうでいきなり日常を穿る事が起こる。 その時には、本当に漫画のように私の脳内にもつれた糸が多く入っている感じだ。ストレスを受けた私は狂っ た女のように髪の毛を乱れさせるだろう。しかし、そのような突発イベントでもなければ鼬ごっこのような人 生が面白いはずがない。織られた通り歩いていく人生なんて。容易だろう。しかし、つまらないだろう。それ でも計画がもつれることがまた愉快なものではない。あ!アイロニー!このようだから、現代人が簡単にスト レスに負けてしまうことである。ジェットコースターに乗ってあちこちに曲がって縺れたトラックをたどり、 音を叫ぶと歪んだ日常で受けたストレスは、すでに消えている。さあ!乱れの中に飛び込んでみよう!もつれ るという言葉が悪いだけではない。その歪みの中で新たな道を発見するかも分からない。 |
Eum Haeran |
私は不確実な記憶に魅力を感じ、それを表現する。わずかな記憶に想像が加えられ、 「ある日、私はもう思い出す必要ない記憶をすてることにした。 |
Kim Chunglim |
Kim Jaehong |
Sustainable Development、つまり「持続可能な開発」という考え方は、環境保全についての基本的な共通 理念として、国際的に広く認識されています。これは、「環境」と「開発」を、互いに反するものではなく 共存し得るものとしてとらえ、環境保全を考慮した節度ある開発が可能であり重要であるという考えに立つ ものです。その概念に基づき、リサイクルを訴える広告ポスターをシリーズで制作しています。自分が制作 したビジュアルを通して積極的に社会的メッセージを発信していくのがデザイナーとして社会的責任ではな いかと思います。 |
Park Bokyoung |
「旅行」をテーマに制作している。楽しかった旅行の時の写真にうつる私の姿を世界地図の形態で制作している。
幼い頃、地図を広げてどこにどの国があるのか当てるゲームが好きだった。まだ足を踏み入れたことのない広大
な世界に夢を膨らませる。 変化を夢見ながら旅に出る。日常から発って、不慣れな世界の中で世の中を新たに読
む方法を学び、自分の中で世界を再構成している。 |
Lee Wonsuk |
顔の表情を通して、現代人の心を癒していくことができる絵を描いていきたい。常に変化し続ける人間の内面世界 |
Lee Yoonji 李ユンジ (イ・ユンジ) |
時間は、流れる。 |
Bae Joonjik |
「人」という文字は「男」と「女」がお互いに支えてくれる姿を文字で表したものであり、「人」という文字
によると人は一人では足りない存在である。男女、ふたりが合うことによってはじめて「人」という文字になる。
「人」、ふたりの調和の力という観点から「もう一人の私」の表現は始まる。夫婦はどのぐらい似ているかを
写真で表現しようと思い、20 代の若い夫婦から80 代の老夫婦までの写真を撮り続けた。
「夫婦はなぜ似るのか?」私の考えは違う環境で育てられたふたりが同じ環境で生活しながらお互いに助け
合ったり、足りないことを満たすために共にすることによって、お互いに合わせることによって似ていくので
はないか。撮影の中、ある夫婦はお互いに似てないと強く否定した。もちろん、冗談であった。「夫婦という
もの、相手を選ぶときに自分とは全く逆の遺伝子を選ぶ」という旦那さん、奥さんは「結婚前から似ている相
手を選ぶ」と言った。何が正しいかは分からないが夫婦の写真を見ると長い時間一緒に生活した夫婦がもっと
似ていることは確かである。 |
Kim Sohee |
私は自分の経験を基にして現代人が日常生活の中で感じる矛盾や疎外感、孤独、苦痛などをユーモラスに表現 しています耐え難い状況であっても我慢して生き抜くしかない現代人に機知を発揮して日常に対する新しい見 方と新鮮な感性を与えたい思いで制作しています。 出品作である「Rubber Necks」は日本語で‘野次馬’を意味します。この作品は事故現場に集まった野次馬を
描いています。洋服の輪郭に似た白い線は交通事故の現場でよく見かけるものであります。私は人の代わりに
社会的人格として服を描いています。洋服の輪郭は不幸の痕跡なのです。他人の不幸な出来事を見つけてつま
らない日常生活からちょっとした楽しみというか、おしゃべりのねたを得ようとする人々の酷な野次馬根性が
露になる場面です。同じ服装と顔をしている人物は個性をなくした現代人の姿であります。 |
Lee Zegan |
人間というのは在りません。 人間というのは在りません。 |